続ファザーファッカー!内田春菊の小説「あたしが海に還るまで」
内田春菊の小説「あたしが海に還るまで」は、
映画化された自伝小説「ファザーファッカー」の続編にあたる物語です。
続編と知って読む人が多いのですが、「あたしが海に還るまで」から出会ったという人は「ファザーファッカーも読んでみてはいかがでしょうか。
あくまでフィクションなのですが、内田春菊の原点を描く小説として人気です。
内田春菊の小説「あたしが海に還るまで」は、主人公の静子の16歳から23歳までを描いた小説です。
性暴力を続ける義父、そして見て見ぬふりをする実母に訣別し家を出た静子。
漫画家や歌手への夢を抱きながら転々と職を変え、やがてはスナックのホステスとなる。
繰り返される中絶、最初の結婚、そして夫から逃れるまでの物語。
どこからどこまで内田春菊と静子を重ね合わせるかは読者次第。
物語は「ファザーファッカー」同様に淡々と綴られている。
交錯する辛苦と希望の静子の日々は、現在漫画家として成功している
内田春菊が在るからこそ読める物語かもしれない。